生きていると、仕事・人間関係等、いろいろストレスが極限まで溜まることがありますから、
うまく発散しないとやっていけません。
ですが、何でもかんでも妻にぶつけて、癒されたいという一方的な関係を求めていると破綻します。
「夫婦なんだから、遠慮したり、変に気遣いするのはおかしい、かえって不自然だ」
「なんでもぶつけ合ってこそ夫婦だ」
これも一理ありますが、当然ながら限度があります。
所謂モラルハラスメントには、
自分は気の向くままに動いてもいいけど、
妻は、常に自分を癒すように行動しなければならない、という考えを持っている夫の
外部への行動表出の総合であると考えています。
いわゆるDVという概念がありますが、
モラル・ハラスメントは、その概念よりも広く、
かつ、婚姻生活を続けられないほどに妻を悩ませるもの一切である、と考えられます。
具体的に言うと、
①無視
②妻のミスをいつまでも責め続ける
③食事に一切手を付けないで捨てる
④妻の行動管理
⑤周囲にミス・欠点を言いふらす
⑥ペットを虐待する
等々が当てはまります。
これらは、反復継続性がある等の場合には離婚理由になります。